夫婦共働きでフルリモート化するので対応策を考える

2021年9月20日(月) 15時56分23秒 | 587 view |

奥さんが転職活動を終え無事希望していたフルリモートの企業に就職した



これまでも申請すればリモートが可能な職場ではあったのだけど、会社の方針として出社が前提であるような体質であり、本人としては申請はかなりストレスのように感じていた様子。
今回の企業はコロナ前からリモートを推奨していたくらいリモート文化が根づいている企業で、聞くところによるとオフィスは閉鎖されているというレベルの徹底っぷり。

これにて晴れて念願のフルリモート夫婦となったわけだ。我々夫婦は基本的にいつも一緒に行動するくらい仲の良い夫婦なので純粋に嬉しい。一緒にお昼も食べれるし家のこともできる。素晴らしい。

だが夫婦両方のフルリモートにはいくつかの弊害もあるらしい。軽く調べてみると以下のような記事が見つかった。





ストレスやイライラは、まあ一旦おいておくとして。
仕事部屋の問題は大きな問題である。

これまでも夫婦どちらもリモートである日は存在したが、お互いのMTGがかぶった瞬間だけ面倒だった。
我が家は2LDKなのだが、一室6畳を仕事部屋としており、二人机を並べてなるべくそこ以外で仕事はしないポリシーにしている。
これは自分のポリシーなのだが、小学生の頃に家庭科で習った寝食分離という概念は非常に重要だと思っており、また追加で就寝食分離が一番好ましいと思っているからだ。

仕事部屋と食事する部屋と寝る部屋が一致してしまうと、自分はスイッチのオンオフが正常に働かなくなり、仕事をしすぎるもしくは仕事をしなさすぎるという状態になる。
なのでリビング、寝室、仕事部屋と分ける事が重要だと思っているし、仕事が終了したあとには仕事部屋には立ち入らないことを徹底している。

だが夫婦リモートでMTGがかぶると、どうしてもマイクの音がそれぞれの発声を拾ってしまうため、部屋から離れざるを得なくなってしまう。そういうときは自分か奥さんの重要度が高いほうが仕事部屋に戻り、もう一方は寝室かリビングで仕事を継続するといった形で対応していた。

先述の通り自分は仕事部屋以外で仕事をすることは好ましくないと思っている(たまに屋外でしたりするリフレッシュは別)のでこの移動すらも排除したいと思った。
だが自分が聞こえてしまうのもまずいし、マイクを通して同僚に聞かれるのはより問題だと思ったので、防音の改善に着手した。


結論今回は色々考えたが、ピアリビングの防音カーテン コーズを利用してみることにした
https://www.pialiving.com/fs/pialiving/c/coze

大体お家の防音対策を調べるとこのピアリビングがヒットするんだが、工事費や手間を考えると、カーテンが一番コスパが良いだろうという結論に至った。
具体的には横並びになっている机同士の間に少し感覚を開けて、その間に突っ張りカーテンレールを配置した。
https://item.rakuten.co.jp/mckey/a5720nahy/
突っ張りカーテンレールはこちらを購入。カーテンレール上部の隙間を狭くできることが決め手。
これより低価格帯のものもあったが上部が空いているものが多く、それでは防音効果が得られないためこちらの商品にした。
また、我が家は賃貸なので非破壊である点も魅力的である。

届いて組み立て、問題なく配置ができた。やや突っ張り力は申し分ないが壁紙や床材に対してグリップ力が物足りなく、息子の攻撃やルンバの突進などで滑って転倒する可能性もありそうだったので、別途耐震ジェルを購入。壁や天井との間に挟むことで防御力をアップした。

レールを設置してから計測しコーズをオーダーカーテンで購入。最終的にサイズは250 * 230 となり、6.2万円程度、レールやその他の部品と合わせて8万円程度の出費となった。
コーズ自体は高い音の吸音遮音効果が高く、人間の話し声のカット力が高いそうなので楽しみ。到着後、ありとなしで音量を測定し、この記事に追記する。

追記 2021/12/3

夫婦でのリモート生活が始まってから1ヶ月半経った。
防音対策はというと、結論から言うと防音カーテンは使っていない。というか外してしまった
理由として

  1. 性能としてそこまでではなかったこと
  2. いちいちカーテンを引くことが面倒だったこと
  3. カーテンを設定したことによって採光の問題が発生したこと
  4. カーテンよりも良い音対策ソリューションを発見したこと

がある

性能としてそこまでではなかった

防音カーテンを引いて、カーテンレールの上部も吸音材で塞いだが通常時20デシベル、通話時最大で40デシベルくらいは聞こえた
集音性の高いマイクを使っていたら普通に入る音量だった。防音ブースほどの遮音性ははっきり言って全然なかった

いちいちカーテンを引くことが面倒だった

MTGは突然始まることも多い、そんなタイミングでカーテンをちまちま引くのは無理だった
またカーテンを走らすことで挟んでいるだけの吸音材がぼたぼた落ちてくる。全然だめ

カーテンを設定したことによって採光の問題が発生した

当然だが蛍光灯の光を遮ったので自分のワークスペースは証明を別途用意する必要になった。エアコンの風も妻の方へ届かなくなった。
ぜんぜんだめ

カーテンよりも良い音対策ソリューションを発見したこと

これが一番の決定打になった。まず今まで使っていたマイクが無指向性でかなりの高精度だったためガンガン環境音が入っていた。
ノイズキャンセリングも試したが、ソフトウェアでの処理は限界があった。だがハードウェアで考えれば、単一指向性にすればよいということを調べて知った
コンデンサマイクではなくダイナミックマイクがよいと言うのを見て調べたがオーディオインタフェースが必要だとかなんだとかでめんどくさがっていたら、
ふとコールセンターのイメージが浮かんできた。あれ?コールセンターの人たちは横並びでなんであんなに音を気にせずハンズフリーで喋っているんだ?
この気付きからヘッドセットを選択することに。ポイントは単一指向性。
結論自分はLogicoolのPRO Xを購入。Blue VO!CE対応なのが決め手。エクスパンダー/ゲートをかなり高めたら自分の声以外全く聞こえなくなった。自分が喋っている最中に机の上で爆音でYouTubeを流すと気持ち音が入るくらいの音量になった
https://www.amazon.co.jp/Logicool-%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%98%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88-G-PHS-003-CE%E6%90%AD%E8%BC%89%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%AF-2%E5%B9%B4%E9%96%93%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E4%BF%9D%E8%A8%BC/dp/B07VSZ7HJQ?th=1


妻の方はJabra Engage 50を購入。調べたところこっちはハードウェアが神がかっていてほぼ外部音を取り込まないらしくコールセンターでは必需品らしい。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07JLY58Q2/ref=ppx yodt_b_asin_title_o06_s00?ie=UTF8&psc=1
地味に嬉しいのが通話中だけLEDが赤色に点灯し、今話しかけてはいけないことがわかる仕様になっている。これは隣にいる身からするとありがたい。

また、ヘッドセットで耳を密閉してしまうことで隣で話している声自体も聞こえないようになった。完璧だ。

防音カーテン代は無駄になってしまったが、この形で一旦落ち着いた。
カーテンは以後部屋を区切りたくなったときとかに使おう。